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コンパニオンプランツ

植物には、害虫がつきます。
その害虫をつけづらくするための植物が他にいます。
よってその植物同士を一緒に植えればいいのです。
このページでは、その内容について紹介します。

以下のポイントがあると思います。
  1. コンパニオンプランツが成長している時に植えること。
  2. 近づけて植えすぎない。
    日陰好きな植物でなければ。また一般には根が絡まらない程度に。
    植物の適性によっては近づけてもいいこともあります。
  3. 遠すぎて植えすぎないように。
    遠すぎては効果が届きません。


野菜 一緒に植える植物 効果
カブ カモミール カブ生育を助け、病害虫を防いでくれます。
植物のお医者さんと呼ばれ、元気のない植物のそばにおくと元気をとりもどしてくれます。
特にアブラナ科、玉ねぎに有効です。

  • 白菜、キャベツなどのアブラナ科、タマネギなどとも相性がいいらしいです。
    カモミールはキク科なのでそれ以外の品種では使えるかもしれません。

(!) 植え方のポイント (!)

  • カブとは18cmほど離してカモミールを植える。

カボチャ 長ネギ、ニラなど 病害虫を防いでくれます。
カボチャ オレガノ 風味がよくなります。
カリフラワー マリーゴールド 害虫を防ぎ、特に土中のセンチュウを防いでくれます。
キャベツ レタス キャベツの害虫であるヨトウムシ、モンシロチョウ、コナガはレタスが嫌いなので防ぐことができます。

  • キャベツとレタスは互いの雑草を抑えあうので雑草が少なくなります。
  • キャベツはアブラナ科、レタスはキク科なので肥料の競合はありません。
  • レタスの代わりにサニーレタスやサンチュに置き換えても大丈夫です。
  • キャベツとレタスは交互に植えます。

  • キュウリ ネギ 病気を防ぎ、成長を促進します。
    キュウリ マリーゴールド マリーゴールドがキュウリを土中のセンチュウから防いでくれます。

    • 同じウリ科の植物なら効き目があります。

    キュウリ オレガノ 風味が増します。
    キュウリ チャイブ、ニラ、ネギ つる割病、青枯病等を防ぎ、アブラムシ等の害虫を防いでくれます。
    ジャガイモ チャイブ、ニラ、ネギ つる割病、青枯病等を防ぎ、アブラムシ等の害虫を防いでくれます。
    ジャガイモ 豆類 理由は不明だが、互いの生長を助けるらしいです。
    シュンギク チンゲンサイ チンゲンサイの害虫をチンゲンサイが防除してくれます。
    また、互いの雑草が減ります。

    • ヨトウムシ、モンシロチョウ、コナガなど、チンゲンサイの大害虫はキク科のシュンギクを嫌います。
    • シュンギクのシュウ酸の濃度が下がります。
    • お互いに異なる栄養を利用するので肥料の競合が置きにくいです。
    • チンゲンサイとシュンギクは互いの雑草を抑えあう性質があるため、雑草が減ります。

    (!) 植え方のポイント (!)

    • シュンギクの種を20cm間隔に筋蒔きします。(チンゲンサイをはさむように列をつくるため)。
      プランターの場合は、その間隔を縮めて10cm間隔くらいにします。
    • シュンギクの葉が2,3枚になった頃、チンゲンサイの種をシュンギクの列の中間に撒く。
    • シュンギクもチンゲンサイも間引きながら収穫する。

    ダイコン ナスタチウム てんとう虫をよびよせ、アブラムシを防いでくれます。
    ダイコン マリーゴールド マリーゴールドがダイコンを土中のセンチュウから防いでくれます。
    マリーゴールドはダイコンのその他の病害虫を防いでくれるそうです。

    • 同じアブラナ科の植物なら効き目があります。

    トマト バジル 成長を促がし、ハエ、蚊をよせつけません。ゼラニウムもいいかも。
    トマト セージ 風味が増します。
    トマト ミント 益虫を呼び寄せます。アブラムシを寄せ付けません。
    トマト パセリ 益虫を呼び寄せます。風味もよくなります。
    トマト コリアンダー アブラムシ、コナガを防いでくれます。
    トマト チャイブ アブラムシを防いでくれます。
    トマト ネギ 害虫を遠ざけ、青枯病・萎凋病・かいよう病・立枯病・根腐萎凋病・半身萎凋病などの病気を抑えてくれます。
    ナス ナスタチウム てんとう虫をよびよせ、アブラムシを退治します。
    ナス パセリ パセリがナスの害虫から防ぎます。
    ナスがパセリの害虫であるアゲハチョウから防ぎます。
    • ナスは根が深く、パセリは根が浅いためお互いに阻害しません。
    • ナスは日向を好みますが、パセリは日陰でも育ちますのでナスの陰でも大丈夫です。
    ナス チャイブ 青枯病などを防ぎます。
    ニンジン コリアンダー アブラムシやコナガなどの害虫を防ぐらしいです。
    ニンジン ローズマリー コナガを防ぎます。
    ニンジン パセリ 生育を助け、風味を良くします。
    ニンジン セージ コナガを防ぎます。風味もよくなります。
    ニンジン エンドウマメ 害虫を防ぎ、生長を促進します。
    ニンジン タマネギ 互いの病害虫を防ぎます。
    ニンジン ネギ 病気を防ぎます。
    ジャガイモ インゲン ジャガイモと相性がよく、互いに生長を助け合います。
    ピーマン つるなしインゲン ピーマンはつるなしインゲンの害虫を防ぎ、
    つるなしインゲンはピーマンの害虫を防ぎます。
    • ピーマンは根が深く、つるなしインゲンは根が浅いので互いをじゃましません。
    • インゲンは豆特有の特徴から、窒素・リンなどの肥料を土中に導き出します。

    (!) 植え方のポイント (!)

    • 鉢の場合は、深さ30cm以上の(バケツ大)以上の鉢に、ピーマン一株、インゲン二株を植える。

    ブロッコリー マリーゴールド マリーゴールドがブロッコリーを土中のセンチュウから防いでくれます。
    マリーゴールドはブロッコリーのその他の害虫を防いでくれるそうです。
    またブロッコリーの育成も促進されるそうです。

    • 同じアブラナ科の植物なら効き目があります。

    ブロッコリー ミント アオムシやアブラムシ、アブラムシ、モンシロチョウ、毛虫、害虫などが減り、風味がよくなります。
    ホーレンソウ 葉ネギ ホーレンソウのアクであるシュウ酸を葉ネギが取り除いてくれます。

    • ホーレンソウのアクであるシュウ酸(発がん性物質)を取り除き、生食もできるようになります。
    • ホーレンソウの根は下に伸び、葉ネギの根は横に伸びるのでお互いの根が阻害しません。
    • ホーレンソウは日陰を好み、葉ネギは日向を好むので、まっすぐ伸びるネギが日陰を作り効率的です。
    • ホーレンソウは硝酸系肥料を好み、葉ネギはアンモニア系肥料を好むので、肥料に無駄がありません。

    (!) 植え方のポイント (!)

    • ホーレンソウの種を撒く1ヶ月くらい前に葉ネギを撒いて苗を作っておきます。
    • 葉ネギは2,3束づつ、30cm間隔に植えます。
      (スーパーで買ったものの根元5cmくらい残した根を植えてもいいと思います)
    • 葉ネギの列から15cm離れたところにホーレンソウを筋蒔きし、適宜間引きながら収穫していきます。

    全般 ニンニク 殺菌効果。(マメ科、イチゴ以外の)害虫が嫌います。
    全般 コリアンダー アブラムシ、コナガの防除に効果があります。
    全般 チャイブ 風味がよくなり、生長を促進します。
    全般 タイム 防虫効果があり、有害となる飛翔昆虫を寄せ付けません。
    全般 ミント アブラムシ、モンシロチョウ、毛虫などの害虫などを防いでくれます。
    アブラナ科の野菜と相性がいいです。
    一緒に植えるとセンチュウを防いでくれるのですが、ミントの根の繁殖力が強すぎるのでやめた方がいいでしょう。
    全般 セージ さまざまな害虫を防いでくれます。
    ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜と相性がいいです。
    アブ・ハチなど受粉に有益な昆虫を呼びます。
    全般 ナスタチウム アブラナ科のアブラムシ・コナジラミ・ハモグリバエを遠ざけ、生長を助けてくれます。
    トマト、ナスなどとの相性がよく生長を助けてくれます。
    レタスの生育を助けてくれます。

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